空を見上げて(その17 毛利衛氏・中編)

なんだか、スクロールがぎこちなくなっているのは気のせいでしょうか? こんばんわです。
つい先日、この日記をモニターしてもらっている友人と酒を呑んでいたのですが……
「あぁ、そういえば、あれ読んだ? 『宇宙飛行士を派遣してくれ』って無理を承知で陳情し続けて、実現しちゃった話。あれすごいよな。ああいう人ってのは、死ななきゃ諦めないんだろうな」
「……いや、読んでない」
テキストは読んでるけど、リンクは踏んでないのね(泣)。
いや、テキストを読んでくれているだけで、とてもとてもありがたいのです。
さらに、薄々そうじゃないかなと思っていました。
自分はアンテナのことは良く分からないのですが(怠慢なのです)、一応他の方の更新をチェックする目的では利用しています。で、目当ての日記は目を通しますが、リンクまでは踏まないことが多いです。
でもさ、リンク先の方が面白いんだよ、ホントに。


まぁ、自分を含めてですけど、そういやどういう意図で他の方の日記を読んでるんだろうな、と思ったわけです。
まあ、読んでる時は無意識的なんですけど。それを書いた方が貼ったリンクを踏まないで、一体何を楽しんでいるのでしょうか。
それを紹介する人の「手付き」を見て、面白がっているのでしょうか。
うーむ、不思議な感じ。


それでは、昨日薄れゆく意識の中でブックマークしたところから再開です。


(本との出会い 毛利衛)
寺田寅彦中谷宇吉郎の名前がサラリと出てくるくだりで、背筋がゾクリとします。
振り向いたら、さっきまで寝ていたはずの虎が、いきなり背後にいたという感じでしょうか。
この人の書いた文章が読みたくなりました。


(オラが村英雄列伝 翼よあれはどんな火だ?)
果たして、宇宙からは見えたでしょうか。
色々なものを見なくちゃいけなくて、毛利氏も大変です。


(安藤スポーツ・食文化振興財団 理事長座談会)
「また提灯かよ」、と思ったら面白かったです。
しかし、毛利氏の話はなぜ全部おもしろいのか不思議です。ただ、私がファンなだけでしょうか?
例えば、

何が地上と違うのかというと、重さがないということです。我々は日常生活で意識をしないんですが、重さということをすごく利用しています。漬物一つ漬けるんでも重しがあって初めて可能です。

こういう発言というのは、予習なしで可能なのでしょうか。可能だというのなら、あなたは私に感心されることしきりです。
その後の話も面白いし、毛利氏一人いるだけで、座談会は必ず成功するような気がしてきました。
困った(困りません)。


(手塚治虫と毛利衛)

毛利「一番最初に読んだのは鉄腕アトムだと思いますが、一番印象にあるのはテレビのアトムですね。実写やアニメの...」

実写!?
ハリボテのアトムはともかく、この方、ちょっと力が違い過ぎます。だんだん無口になってきました(私がです)。


(月と太陽)
……


(スペースシャトル「コロンビア」空中分解)

事故当時の状況を「短時間で爆発したようで、乗員は何もできなかっただろう」と説明。言葉を詰まらせ、うっすらと涙を浮かべた。

今まで触れなかった、スペースシャトル事故の件。
「時間さえあれば、彼らならなんとかしただろう」、と読めてしまいます。
ちょっと感情移入しすぎですね。少し冷やします。

閑話休題

一つの文章が終わるところに「。」を打ちます。(←打ちました)
で、メールのやりとりなんかで、「。」の代わりに「w」が打ってあるケースを頻繁に見掛けるようになったなぁと、秘かに思っておりました。(こっそりです)
で、私にはこれが何だかずーーーっとわからなかったのですが、見れば「。」の代わりであることは明白だったので、別段深く気に止めもしなかったわけです。
で、つい先日、たまたまそういうことを聞いても恥ずかしくない友人に、「そういやあの『w』ってなにさ」と尋ねる機会があったわけです。
結果、
「あぁ、あれは『(笑)』の略です」
えーーー、と私は思ったのですが、どうやら常識のようです。
「w」を教わったのを始め、ついでに『藁』とかなんとか色々教えてもらいました(あんまり覚えてませんが、恥ずかしかったです)。
それで思ったの。
最近ようやく、『(笑)』が使えるようになってほっとしていたわけなのですが(抵抗ありますが、ニュアンスのために無理矢理使います)、私は律儀に『(笑)。』と、「。」で閉じていました。
『(笑)』には、「。」と同じ用途があったのか。
結構、偉いやつなんだなお前。
言葉というのは、日々変化して止まるところを知りませんが、まさか「。」ほど重要な要素を「(笑)」が代替しているとは思いも寄らぬ出来事でした。
で、時の流れには抗いがたいので、見て見ぬふりをしようと心に決めた出来事でもありました。
これからも、「(笑)」を使う時は「。」で閉じ続けよう。うむ(瞑目)。
(アンテナをちょろちょろ見ました。やはり、書くより読む方が面白いです)

再開します。

(SMAP×SMAP ビストロ)
結構長いレポートで、良く出来ています。色々思うところはありますが、ここは素直に楽しんでおきましょう。


(毛利さんからの寄稿)

「犠牲があっても人類を含む地球生命体は宇宙に広がる使命を持つ」と、コロンビア号の事故後、私が述べた言葉に、人の命より大切な宇宙開発があるのですかとの投稿(15日)がありましたのでお答えします。

お答えしております。(問題編はこちらhttp://www.hi-ho.ne.jp/inverse/suta-dasuto.htm
どこぞの総理大臣の掛け声に比べて、どれだけ説得力があるかと言う話です。


(毛利衛宇宙飛行士が公明党を訪問)
あぁ、もう、あったまくんなぁ! 宇宙飛行士には、「地球」という宗教が一つあれば十分です。こういうとこ行くなよ、安く見えるから。


(科学者はヒーローだ!特別編  (2)無重力先生 毛利衛編)
タイトルはもうアレなんですが。
59分1秒(CM無し)。見ちゃったよ、最後まで。それも面白かったよ、もう。
例によって、NASAのブルーのフライトスーツで登場するわけですが、「これを着ると落ち着くんですよ」と強弁なされる毛利氏。
仕事だから着ているわけではなく、これの方がむしろ普段着なのだとおっしゃってました。
出てくる話に目新しいところは実はあんまり無かったりするのですが、これが人間の口から語られると違う魅力が現れてくるのがおもしろいです。
暇があったら、コーヒーでも淹れて、本でも読みながら流しっぱなしにしておくといいかも。


というわけで、今までにない規模の豊富なテキストを逆にもてあましている感じを残しながら、明日へと続きます。