ドラゴンタトゥーの女

とても具合が悪かったので、風邪を引いたかな、と思っていたのですが、少し昼寝をして熱を測って見たら36.0度。完全に平熱以下で、「あぁこれはあれか。働きたくない病というやつか」と納得。あるていどの血塗れ感と、長い尺が欲しかったので、「ドラゴンタトゥーの女」を選びました。TOHOシネマ渋谷。


主演の、ミカエル役はダニエル・クレイグ。とても瞳のキレイな人。こんな友達がいたらいいな、と思えるとてもチャーミングな女の子「ドラゴンタトゥーの女」をルーニー・マーラーが演じています。二人とも良かったですが、マーラーさんは初見で、とても好きになりました。


中年の切れ者オジサンと、すごくとんがったパンキッシュな女の子が、タッグを組んで事件に挑むというのが最大の見物なのですが、そのアンバランスさがなかなか上手く収まっていると思いました。クレイグかっこいいし、タトゥーの女がとてもかわいらしい。


失踪事件・科学捜査・少々のペダンティズム・トラウマに忌まわしい歴史と、通り一辺・もはや時代劇の一種とすら思えるサスペンス映画の仲間ですが、最近の映画の脚本ってホントにリズムが良くて、二時間半もさほど長いと思いませんでした。出来が良かったんでしょうね。


ストーリーにツイストが無いだけに、ストーリーを追うよりも役者の魅力を堪能するのが今風なのかも。本当にときどきWOWWOWの海外ドラマを観るのですが(「CSI」とかそういうヤツね)、話のリズムがとにかく良くて、何観ても面白くて少し困ります。