カイジ2

本日の映画は、「カイジ2」。新宿ピカデリー。私は、シネマサイズのテレビドラマは基本的に観ないのですが、他ならぬカイジ、その中でも指折りの面白さの「沼編」とくれば、お金を払ってでも観に行きたいと思いました。「ダサさ」もちょうど良いというか。失礼。


「もし一発4000円のパチンコがあったら」というのが、漫画版のキモ、というかその全てなのですが、それを実写にしたらどうなるのか。そして、あの絵がどういう映像になるのか。きっとバカバカしくも楽しいだろうなぁと。思うよね。思うんだよ。うん。


事前情報もたんまりと仕込んで、ぬかりなく。私は、こういう原作付のものを観る楽しさは、「元の作品をどう料理するのか」にあると思っています。そういう点で、「カイジ2」は漫画版を丁寧に実写に落とし込んでいる感じ。結果、「最高に楽しい」仕上がりになっていると思います。


どんなにシリアスなシーンになっても、どこか「バカバカしさに片足を残している」演出のブレなさ(漫画っぽさと言っても良いのだろうか)、がとても気に入りました。その中で、伊勢谷君のコメディリリーフぶりは際立っていて、大活躍と言って良いと思います。二枚目なのが良いね。


個人的には、このままシリーズ化して、「博打寅さん」みたいになってもらって、毎年お正月に観たい感じです。原作の設定を崩しすぎているので、もうオリジナルな展開しか出来そうにないから、ちょうどよい。「今年のカイジは何かねー」とか言いながら、家族で観るみたいにならないかな。


余談ですが、藤原竜也君ってすごいよなーと思っています。世の中に、「カイジ」をやって、「デス・ノート」のライトをやって、「バトルロワイヤル」に行く人なんていないよね。なんというか、「主役力」? とりあえずこの人にしておこう、という期待に応えられる力があるんだろうね。


あと、ヒロイン役の女の子がいるんだけど、この子の演技が超凡なんだけど、超可愛かったよ。学校では、すごい汚い言葉とか使ってるんだろうなー、とか思ったよ。うん。