暴力つながり

相も変わらず、休みの日の遊び方も、休み方も分からないわけだけれど、とりあえず映画を観に行く。「ブリッツ」は、新宿バルト9。


暴力描写が評判だったので出かけたのだが、確かにストーリーは超粗雑で、暴力描写以外はとりたてて書くこともなし。ただ、評判の部分は想像以上にブリリアントで、大いに満足しました。「ゴスッ」という音を堪能したい人とか、物で人を殴るシーンが見たい人にオススメ。


主演のジェイソン・ステイサムという人は、名前からしてもうイカついわけなんだけれど、声がちょっと高くてそういうところでチャーミングに感じる。時間も1時間半くらいで、二時間だと「長い」と感じてしまう私にはピッタリ。映画はこれくらいの時間が良いと思うんだ。


帰りに紀伊國屋に寄って、「デッドマン・ワンダーランド」の11巻を購入。物語は佳境に入って、早く終わってくんないかな、待ちくたびれるから、と最大限の賛辞を送りたい気分です。作者の力量とストーリーが伯仲する。そういうものを読むというのは、ストーリー漫画を読む最高の喜びです。


そういえば、「ガンスリンガーガール」も13巻を数えて、こちらも素晴らしく佳境に。ピノッキオとトリエラの対決を境に、力尽きたのかなと考えたこともあったのですが、とんだ眼鏡違いでした。本当に失礼しました。その後、幾つかの山場を乗り越えて、物語は本当のクライマックスに。


クリスティアーノが再登場したのは本当に衝撃的で、フランカとフランコが死んだと明かされたのもずっしりと重い。義体とテロリスト達の死のスパイラルはいよいよ速度を増して、それを取り巻く優しいエピソードが、血まみれで、美しい。完結すれば、半世紀は特別な位置にいることになる漫画でしょう。


少し休みっぽかったかな? 少し仕事しようか。