はじまりの一日

夜の帰り道をツカツカと歩いていると、低い位置に月が見えました。
かなり黄味がかった、まん丸の月。
それを見て思ったのですが、
「最近、月って大きくね?」
写真に撮ってみても、全然そうは見えないので撮りませんでしたが、この前も、その前も、
なんだか、月が感動的に大きいと思うことがちょくちょくあります。


それから数時間後。日付が変わって、ちょっと用事があったのでコンビニに出かけました。
その時、月はかなり高い位置に動いていました。
するとどうでしょう。そこにある月は、かなり白味がかっていて、丸くはあるもののそんなに大きくない。
あぁ、そうなのか。と、思いました。


多分、低い位置にある月は大きく見えるんですね。低い位置にある太陽が大きく見えるように。
そして、天高く上るごとに白くなっていくのでしょう。
ということは、月は最近大きくなったわけではなくて、昔から大きかったのか。
なんだか、少し残念な気持ちになりました。せっかく、なにか「見つけた」気持ちになっていたのに。


そして、最近空を見上げる機会が多くなっていたことに、気がついたわけです。