一生に聞く、音の量

一生に聞く音の量って、一体どれくらいなんだろうか。
ベッドに横たわりながら、ぼんやり考えていました。
大きい音は多目に数えたほうがいいのだろうか、
あんまり小さい音はノーカンなのか、だけど蚊の羽音は耳障りだよな、とか。


夜が更けて、どんなに辺りが静まり返っていても、どこかで音は鳴っていて、耳に忍び込んで来ています。(はずです)
眠っている私の耳にも、やはり音は届いていて、私は聞くでもなく聞いているのでしょう。
通る車の音や、新聞配達の自転車の音ととか。
静かな世界に「シーン」という文字を当てたのは手塚治虫だそうですけど、まぁこれは関係ない話ですね。


最近、夜眠る時は暗くして眠ります。
当たり前じゃないかと言われるかもしれませんが、
ついこの間まで、私は寝る時は電気をつけっ放しでしたし、テレビも付けっぱなしでした。
寝ている、というよりベッドに倒れている、のでついそうなってしまうというのもあるんですけど。
ただ、今も「倒れている」のには変わりませんが、音がわずらわしくてテレビはつけていられません。
人間は変わるものだと思っていたら、そんな話に。