地元の生活

話すのは、苦手だけれど好きで、少しお酒が入るととめどなくあふれてくるもの、
だと思っていました。
昨日もはたしてそうで、とめどなく。
こういう時の比喩はなんていうんだっけ。牛のよだれ? あんまりうれしくないな。


昨日は下北沢でお祭があったので、ふらりとでかけてきました。
下北沢には、「睦会」というのがいくつもあって、それぞれお神輿が出る盛んな場所だそうです。
境内にたどりつくまでに一基と出会って、「そいやそいや」言っているその活況をなんだかうらやましく思いました。
中学時代のツレと一緒に歩いていたのですが、「お前もこの辺の人間なら担げば?」
と言ったところ、「いやだ」と言下に断られました。ケチめ。


私は境内に着いたところでもう疲れてしまって、ぐずり始めていました。
そこで、賽銭だけ投げてさっさと帰ろうということに。
順番待ちをしていると、ボーイスカウトの少年がユニセフの募金運動をやっていました。
「お願いします。お願いします」
と言われても、神社に賽銭取られた上に、ユニセフに募金取られるのかよ、という気持ちになるのはいた仕方がないと思う。
神社に住まう神様も、ちょっと居心地悪かったでしょうな。


今日はちゃんと賽銭を入れた後、手を合わせました。
済まして、列を次の人に譲った後、友人に尋ねました。
「お前、10円ある?」
「あるけど」
「くれよ」
黙って10円を差し出してくれる友人。
私はボーイスカウトの方に近づいていって、箱に10円玉を落とした後「がんばってね」と声をかけました。
「ありがとうございます!」
元気に挨拶をしてくれる制服姿の少年。気持ちがいいもんです。
その後、その友人も募金していたのがなんだか面白かったです。
神様には5円、ユニセフには10円。ひいきしてやったぜ。