Where the Hell is Matt? 2008


もし、あなたがPCの前にいて、時間が4分29秒あって「Where the Hell is Matt?」という文章に見覚えがなかったら、ちょっと下の動画を観てもらえたら嬉しい。


http://jp.youtube.com/watch?v=zlfKdbWwruY
(Where the Hell is Matt? 2008)


インターネットという言葉って、もう結構陳腐化/劣化してしまっていると思うのだけれど、どうだろ。
でも、これは私が久しぶりに見たまさしくインターネットというか「internet」だった。
毎日毎日ブラウザやメーラを開いて、PCが寝室に置いてあるテレビみたいになったところで、私の中では「ネットじゃなきゃいけないことってあんの?」みたいなことを考えたり思ったりしてきたわけだ。
で、最近「はてなブックマーク」というサービスを使い始めて、そこでたまたま拾った動画がこれだったんだけど、これはなんというか、その、変な踊りなんだ。世界でこのダンスに限ってはこのMattって人が一番上手いんじゃないの?みたいな。そんでもって涙出た(いや実際涙がこぼれるわけじゃないんだが)。なんでかは、動画を観れば分かる、多分。
そして、この動画は昔自分が考えていた「インターネット」と呼ばれるものの姿そのものの中の一つみたいな気がする(なんかうざい言い回しだな)。


自分の「ネット」の使い方って、全然「インター」じゃないわけだ。使用方としては、メールとmixiがあれば十分なくらいだし、むしろ閉じている方が居心地がいい。
でも、たまにこういうものにぶつかると、「うわ、マジでインターネットなんだな」と思わざるをえないことになって、なんというか、少しアレだ。
この動画は、世界で1000万回以上再生されているそうで、実はそれが多いんだか少ないんだかはまったく分からない。実はそれ以上再生されている動画も一杯あるんだろうけど、まぁ私は知らないし知りたいとも思わない。
このMattという人が、思わず親指を立てたくなるようなNice guyなのかどうかも知らないし、今は成功した芸能人みたいになってしまったのかどうかも、多分調べないだろう。
でも、この動画を始めて観た時の感嘆と驚愕と、「このネットというヤツは、案の定世界とつながっていやがった」みたいな少し嫌な感じは今もここにある。これに慣れるために30回くらい観たのだけれど、未だに観るたびに来るものがある。困った。
こんな大物には5年先、10年先にも会わないんだろうと思う。単純に、確率的に。