残暑ざんしょ

洗剤の匂いがするわけです。
今日は、残暑の名にふさわしい暑さで、洗い立ての洗濯物からモワりと湿気のかたまりが上り立っているよう。
さぞかし、洗濯物も早く乾くだろうと思っていたのですが、おやつ時になってもあんまりでした。
湿気がすごいからかしらん。


何が気にいったのか、両親は何度も湯河原の温泉に出かけています。
何度目になるのか知りませんが、昨日からまた湯河原へ。
帰りに海へ寄って、スキューバダイビングをやるそうです。
ダイビングなんていうのは、趣味としては最も上等な部類に入ると思うのですが、もちろん私はご相伴預かれないわけです。
「ま、せいぜいおぼれないようにな!」
などと憎まれ口を叩いて、留守番です。あぁ、すっぱいすっぱい、葡萄はすっぱい。


ちょっと前までは、留守番といえば犬がいたわけなんですけどね。
彼女は、両親がいないと自分の思っているようにならず、いちいち私に何か要求しなければならないので不便そうでした。
「しょうがないわね」という顔で、下から見上げるような視線でじっとりと見ていたのを思い出します。
そういえば、この前父親から彼女のアルバム(再編集版)を見せてもらいました。
犬でも、若いうちと年老いてからというのがあって、見た目も全然違うのですが、やはりどこか同じなのでした。
はは。