WiiFit始めました。

tanakadaishi2007-12-07

というわけで、WiiFitを使っているわけですが、これが普通に「効いて」しまいました。
このセンサー付の板を利用して、「ヨガ」「筋トレ」「有酸素運動」「バランスゲーム」といったものを遊ぶわけなんですけど、これが結構キツイのです。片足立ちで何かをやったりと、下半身強化のメニューが多いので、その辺来る感じ。
始めて一週間たったわけですが、二日目から筋肉痛気味。今日になって一山超えたという感じでしょうか。
立ち仕事は、最初の一週間くらい足がキツイのですが、それを超えると楽になるわけなんですけれど、それと同じ原理のような気がします。
まだすねの辺りの痛みが引かないんですけど、これは普段使わない筋肉を使ってるからなんでしょうね。


これは自慢なんですけれど、私のBMIはかなり標準値に近いです。さらに感じの良いところで、ちょっとだけ痩せ気味です。
あぁ、太らないといけないのかー、とにやにやしながら言えるわけですね。数字上。
WiiFitでは、毎日体重を量るわけなんですけれど、それと身長からこのBMIというものを測定します。
BMIというのは、「Body Mass Index」の略で、ようるに「肥満度」というやつですね。これは、22が標準となります。この数字に近ければ近いほど、有病率が低いとされている数字ですね。(「馬鹿は風邪をひかない」の略ではありません)
ならば、この腹の周りに帯のように付いている肉と思わしきものは一体なにかという話なのですが、まぁそれは考えないことにしましょう。
つまり、私は「君はほとんど標準値だよ! 最高だ!」という飴と、もう一方で「きちんと運動しないと、すぐに標準値からは遠ざかっちゃうよ! それを防ぐための方法は分かってるね。そう、毎日私をやることだよ!」という脅迫を受けながら、毎日ボードに乗っかっているわけですね。人質は「健康」ですからね、これは結構効果ありますよね。
そんなわけで、一週間毎日この体重計を兼ねた板に乗っかって、片足で立って上半身で変なポーズをとったり、画面の中のフラフープをまわしたりしているわけです。


そして気がついたのですが、WiiFitをやっていると、自分の体の重心がどこにあるのかということを常に意識させられるようになっているのですが、やがてそれはただ画面に向かっている時だけには留まらなくなります。
「あぁ、オレまた左足に体重偏ってるな。右に寄せよう」とか、
「踵に体重かかってるな。指先を意識、指先を意識」とか、日常的に生活している自分にWiiFitのフィードバックがあったりするわけです。
これは本当にすごいことです。
「信号待ちで、ふと自分の好きな誰かのことを思い出して胸を傷める」みたいな、そういうことなのですよ。
ここまでくれば、これはもう恋に似たもので、電車の待ち時間に本を読みながら腹式呼吸ですし、食事の前に軽く三日月のポーズ、Wiiを立ち上げて15分も筋トレした後に、「結構きついなぁ、こんなキツイのゲームとはいわねーよな、畜生もうちょっとヨガ行っとくか」てなもんです。


そんなわけで、私はこの新製品を大いに楽しんでおります。
実際の健康にどれだけ役立っているのか、正直私には見当もつかないわけですけれど、少なくともこの筋肉痛だけは事実なわけで、真実の愛の存在よりはリアルな感じですね。
モニターの中にいるトレーナーのお姉さんに、「鬼かお前は!」と絶叫しながら、今日も腕立てをしたのでした。
まぁ、健康というのは試験勉強みたいなもので、普段は何もやっていないフリをしてこそこそと作っておいてこそ華なので、今後この話題はあまりしないようにしときます。
今度会う時は、タンクトップに短パンみたいな格好かもしれませんが、その時はそっとしておいてください。