行き遅れ(現在進行中)

しばらく声も聞いていない後輩から、パーティーの案内状が届いていたわけです。
結婚したので、そのお披露目。
今時のことなので、派手にホテルでということもなく、小洒落たレストラン辺りでパーティーです。
そして、今時なので出来ちゃった結婚。
そこまで今時じゃなくてもいいのではないか、とも思うのですが、まぁできちゃったもんは仕方がないですな。


「できちゃった」と聞くたびに思うのですが、これは「できちゃった」というよりも「作っちゃった」という方が正確なんではないか。
「まだ出来上がってないじゃん」と思うのですよね。
今作ってますよー、十月十日でできあがりますからねー。と、こうなんじゃないかと。
まぁ、どうでもいいんだけどさ。
少し前は、「でき婚」と聞くと思わず「へぇ」と声をあげたものですが、今では「結婚」と聞くと「できちゃった結婚?」と先に尋ねるような感じになりましたね。
そろそろ、「あら、できてないないのに結婚するの?」になるんじゃないかと思うのですが。


パーティーの日取りは、12月16日。
ハガキを見れば、既に籍は入っているようで、「あーあ。世の中に小林が一人増えちゃったよ。あ、二人かー」みたいな。
こうやって憎まれ口を叩いてはいるものの、やはりおめでたいことに変わりはなく、その後輩のニヤけた顔を想像すると少し嬉しくなりますね。
その日が楽しみです。親の顔が見たかったし。
最近、素直に「おめでとう」と言える機会が減っているような気がします。でも、この「結婚」というやつだけは、「おめでたくなければ仕方がない」という部分があって、私もそのつもりで出かけていくつもり。
さて、開口一番なんと声をかけようかしらん。今から楽しみですね。


ところで、続く12月23日には今度は私の親戚の22歳の男の子が結婚します。
相手の方は、32歳で私とほぼ同い年。
え? 当然、できちゃった結婚ですよ。
彼は、今年卒業する大学生なのですけれど、社会人になると同時に結婚生活がスタートです。
そして、順調に行けばすぐにそこに子どもが参加。
なんかすごいですね。
わが身と照らし合わせて、そのあまりの境遇の差に、同じ日本に住んでるとは思えない気すらします。


というわけで、来月は週間結婚式(出来)。
若い二人と、新しい命に祝福あれ。そして、そのおこぼれに預かれることを。