食うに困らぬ日々

卒業の風に煽られるようにして、生真面目に毎日を過ごしています。
自分の立てた計画を守り、予定を消化していく。
人間やればできるものです。


ただ、こうやって過ごしていると、眼の隅に映るのは昔の自分。
というより、無駄に過ごしてきた時間というべきでしょうか。
昨日、今日と出来ていたということは、それより前にもやろうと思えば出来たということで、ということは現在山積みになっている「やるべきこと」は、とっくに出来あがっていてもおかしくはなかったというわけです。
こういったことが、一週間や二週間「ちょっと偉かった」だけで片付くわけもなく、今になって少しづつ作業が始まったという感じですね。


こう書くと誤解を招きそうなのであわててフォローしますと、私は比較的自分のやりたいことばかりやってきました。
そして、そのことにほとんど後悔がありません。
ようするに、目の前にある山積みの作業は、好き好んで積んであったわけで、私はその状況をどこか他人のように笑っていました。
時間は他の楽しいことに使われました。想い出はむせ返るほどあります。
そして、今月になってようやく思い立って始めたというわけです。


自分で積んでおいて、自分で放置しておいたのですから、誰かを責める理由はありません。
一方で、他人からとやかく言われる筋合いのものではないので、ようするに他人にとってはどうでもいいような話なのです。
ただし、時間は逆方向には流れて行かないので、無駄にした時間はきっと復讐に訪れるでしょう。
私はその時を恐れています。