散る花びらではありません。

tanakadaishi2007-02-27

私は東京生まれ、目黒区育ちなので、今年はもう雪を見るのはあきらめていました。(意味不明)
それでも、ところ変わればなんとやらで、出かけ際に急に降ってきました。
そこをあわててデジカメでパシャリ。
東京のみなさん、これが雪です。


空から舞い落ちる雪は、まるで白い灰のよう。端的に言えば、ようするにゴミみたいです。
手の平に落ちればわずかに冷たい。
積もらなければ一瞬にして消えてなくなるので、塵以下ですね。
考えてみれば、こんなにはかない存在はちょっとありません。


まぁ、雪国の人にとっては、そんなにかわいいものではないのは承知なのでその話は聞きたくありません。
ようするに、今日は私が雪が降っているのを見たことを自慢しているのです。


降っていた雪はすぐに止んで、数分後にはその気配は跡形もなくなっていました。
先ほどまで無数の雪を吐き出していた雲は、不審そうに見上げる私のことをしらんぷりです。
指で地面に触れてみても、湿り気すら残っていません。
私は雪が降っていたことを覚えていますが、雪は自分が降っていたことを覚えていません。
ちぇっ。