本人はいないのですが

tanakadaishi2007-02-07

写真は、言わずと知れたファミリーコンピュータロボットの「ブロックセット」です。
セットの内容は、
・ブロック5コ
・ブロックトレイ5コ
・ブロックハンド2コ
・カセット1コ
切ないことに、ロボットとテレビは別売りとなっています。
なぜこれが私の手元にあるのかはとても自分の口からは言えませんが、ちなみにこの商品、メイド・イン・ジャパンです。


ファミリーコンピュータロボットが登場したのは、1985年の7月のこと。ファミコンが世の中に出たのは1983年の7月ですから、おおよそ二年後です。
ロボットを使って遊ぶゲームは、「ジャイロ」と「ブロック」の二種類があり、「ジャイロ」は「ブロック」より少し後に出ました。
開発を担当したのは有名な横井軍平さんだそうです。言われてみれば、まぁそうだろうな、という感じですね。
まぁ、これ以上のことを知りたい方はwikipediaでも見てください。


外箱には若干の傷みがあり、「ヨドバシカメラ 3840円」のシールが張ってあります。
定価は4800円だったようなので、8掛けだったんですね。
付属品では、説明書がないようです。残念。
ブロックハンドと呼ばれている、ようするにロボットの「手」はスポンジ状の材質が取り付けられていて、ブロックを落とさないように加工されています。
ブロックの形状は丸。材質は、どうもプラスチックではないような気がします。ウレタンっぽいというか、少なくともツルツルな加工ではありません。色は、赤・青・緑・白・黄色の5色。中央がすり鉢型にくぼんでいて、その外周に金色のラインが入っており、同じく金色で「BLOCK」と「Nintendo」と入っています。そして、すり鉢状にくぼんでいる分底が出っ張っており、それがトレイの中心に開いた穴にはまってブロックが固定されるようになっています。
ブロックの直径は4センチくらい。重さはボールペンより、ちょっと軽いです。


しかし、実におもちゃおもちゃしてますね。ファミリーコンピュータロボット。ちょっといい感じ。(いや、実物はないんだけどさ)
実際にこのブロックセットだけではなにも出来ないわけですけれど、想像はふくらみます。
「モノ」の持つ力っていうのはたいしたもので、実物を目の前にしてみると、実際にこの「ブロック」が動いているところを見てみたい衝動にかられますね。
今、青いブロックが私の手のひらの上にあるのですが、これをファミコンカラーリングのロボットが、持ちあげたり下げたりしていたわけですね。


呼び起こされる小さな感慨。
少し眺めたり、においを嗅いだりしてみます。