メイク ア トラベル

旅行に行くことになっています。
私はまぁ、いろいろと狭くてうるさい人間なわけですが、旅行というのは無条件で素晴らしいと言える数少ない行為です。
誰かが旅行に行くと言えば、「旅行? どこ行くのか分からないけど、どんどん行きなさい。ほらどんどん。どんどんどん」という感じです。


私には「旅行は良いものである」という確信があるのですが、根拠はありません。
おそらく、「小さい頃の旅行が自分の人格形成に抜き難い影響を与えた」という意識があるので、それがこういう全肯定という形にあらわれているのかもしれません。
もちろん適当ですけど。
まぁ、小さい頃に旅行をしてなかったり、良い思いでが無かったりすれば、旅行が好きという風にはならなそうなので、楽しかったってことなんでしょうね。


で、旅行に行く際にまず私が思うことは決まっていて、
「遠くに行きたい」
「あぁ、旅行から帰って来たくなくなったら困るなぁ」
と必ず思います。
前者は、遠ければ遠いほど良くて、もう裏側のブラジルなら言うことなし。月とか火星なら、宇宙服なしでも行きますという、これまた無条件のものです。無条件というより、ただの妄想ですね。気分は常にイスカンダル
後者は、「出かけて行って現地が気に入って、突然この町に住もう! と思って、住み込み可のパチンコ屋を探す」というストーリーが頭をよぎります。
これは、言うと必ず「そうすりゃいいじゃん」と吐き捨てるように言われる代物で、話に付き合ってもらえません。
「お前のつまらない話に付き合ってられん」ということなのでしょうが、全くそのとおりですね。
「オレが遠くに住むようになったら寂しくないのか?」と尋ねたいところですが、答えを聞く勇気が無いので尋ねられません。
でも、遠くの町に出かけると、その町で暮らしている人の平均賃金とか、家賃とか、そういうことが気になってしまいます。
知ってどうということも無いんですけどね、お家に帰るのなら。