また

ぼんやりと、間抜け面をさらして歩いていたわけですが、ふと何かに気がついて空を見上げました。


あれ? これって、夏?


刺す光の強さが、なんとなく。
強くなったというか、ひりつくようになったというか。
まだ気候は涼しかったり、ちょっと暑めだったりと安定しませんが、もうかなりそばに来てますね。
少なくとも、太陽がその気なのは伝わってきました。もちろん、気のせいかもしれませんけど。


昔は、こういう季節の変わり目みたいなものは、必ず学校で気づいたものでした。
いつも似たようなところに座っているので、見える景色は同じです。
ただ、授業にもいかず、人気の無いロビーで窓の外をぼんやり見ていると、光線の加減が以前と変化していることに、ふと気がつく時があるのでした。
何日前と比べてとか、そういう比較は出来ないのですが、ただなんとなく。変わっている。
まぁ、それが「春から夏に変わる瞬間だ」と主張するつもりは無いのですが、それを見つけることで、自分の中で少し何かが変わるわけです。
何が変わっているのか、良く分からないんですけど。