いつも

私は、自分の部屋が嫌いで、隙あらばすぐに外に出かけてしまう。
なんだか、物が多くて居心地が悪いのだ。
別に、行きたいところがあって出かけるわけでは無いので、行く先は大抵安いコーヒー屋ということになる。


昨日も、そうやって朝から出かけて行って、一冊本を読み終えた。
ちょうど、東から上ってきた太陽が窓から差し込む角度になって、景色がひどく美しく見えた。
余韻もあいまって、とても満ち足りた気分になった。


店の人にとっては、一時間もいられちゃ迷惑な客ということになろうが、「席が空いているうちはいいじゃん?」と、客という身分に甘えている。
いつも、すいませんね。