これなんだ?

tanakadaishi2006-03-25

まぁ、見た瞬間にファミコンのソフトだと分かるのが世代というものでしょうね。
メガドライブくらいならともかく、これがNESマスターシステムだと、ちょっと何がなんだかと思うのでは無いでしょうか。
最初これを見て、「グラディウス?」と言っていた人もいたのですが、まぁグラディウスはクリアーのカセットでは無かったと思いますので、鼻で笑ってやりました。
フフン。


他人様を鼻で笑ったからと言って、疑問が解消するわけでも無いわけですが。
ご丁寧に、裏のシールまでキレイにはがされていて、ヒントになるようなものがなにもありません。
裸の状態で私の手元に来たので、外箱・説明書などは埒の外。
振っても、かたかた言うだけだし。
ケース越しに、中の基盤を透かして見るとそこには「KONAMI」の文字が。
チップも四つほど載っています。
もしかして、「グラディウス」惜しい?
まぁ、ファミコンの構造に詳しいわけでは無いので、そこまででお手上げです。


気になり始めると仕方無いので、ファミコンを買ってきました。
純正品は売っていないので、互換品です。
で、答え合わせをしてみると……


沙羅曼蛇」でしたー。
グラディウス、ニアピン賞です。笑ってゴメン。
トラブルも無く、すぐ遊べました。結構、頑丈なもんなんですね。ファミコンのカートリッジって。


ファミコン版の「沙羅曼蛇」は、アーケードのものとは異なり、カプセルを集めてパワーアップするグラディウス型のゲームです。
(記憶によれば、アーケードのものは敵がアイテム自体を運んでくるものだったと思います。このパワーアップ型の沙羅曼蛇も、他の名前で出ていたと記憶しています)
前作の「グラディウス」に比べ、グラフィックは格段に向上し、レーザーはよりレーザーらしく、オプションは2つではなく3つまで付けられるようになりました(一人プレイ時)。そして、二人同時にプレイすることも可能になっています。これは、嬉しい進歩ですね。
縦スクロール面も再現されており、「なんだか頑張ってるなー」と感じさせます。
媒体は、当時ちょっと流行語っぽくなった「1Mカートリッジ」。
販売は当然コナミ
発売日は、1987年9月25日。


ちょっと遊んでみましたが、結構難しくて2面がクリアーできませんでした。
でも、オプションが3つ付いたり、レーザーがちゃんと長かったりなどということに、ひそかに感心。
一歩でもアーケードゲームに近づこうという気持ちが、ひしひしと伝わってきます。
そして同時に、当時のアーケードとコンシューマの表現力にかなりの差があったことを思い出しました。
当時は、それぞれを違うものとして楽しんでましたね。(今もそうか)


コナミは、1988年12月16日に「グラディウスⅡ」を発売しているようですが、これはどういうゲームだったのでしょうか。
アーケード版は、シューティング下手な私にとっても傑作ゲームでしたが。
気になるところです。