空を見上げて(その18 毛利衛氏・後編)

毛利衛氏の記事を、google上からピックアップするという作業を行っているのですが、これもはや三日目に突入です。
正直言って、かなり面白いです。
毛利氏は、「宇宙飛行士に対する質問」に対して適切な解答を出す能力がとても高く、これはただ訓練の賜というよりも、やはり才能という部分も大きいと思われます。宇宙飛行士になる前に、大学で講義をやっていたということも、こういう能力に対するプラスになっているのかもしれません。
なにせ、達者な方です。こういう人を、一番最初の宇宙飛行士にしようとしたJAXAの人選は、過程がどうだったのかは知りませんが、炯眼だったと思います。


(埼玉大学座談会)
ご本人を始め、お兄さんも登場する座談会です。
「大学」と銘打つだけあって、少しお固め。


(felissimo.co.jp ライブレポート)
典型的な「毛利節」をご紹介。

君はね、私たちと違っておそらく火星にいく飛行士になると思います。地球の近くは、お金出せば行けるようになったから。でも、もっと遠いところに行きたいよねぇ。新しい宇宙飛行士になりたいでしょ。もう月には、すでに9人くらい行ってるので、目指すのは火星ですね。私も火星に行ったのを想定した訓練もありましたし、その火星に行くためには日本だけじゃなくていろんな国の人が加わります。

行けるか行けないかはともかく、「君たちが宇宙飛行士になったらこうだよ」という話し方をするわけですね。こういう口説かれ方をすれば、子どもも少しは「宇宙飛行士」になってみたいと思うのでは無いでしょうか。


(OLYMPUS TECHNO ZONE)
こちらも、「毛利節」。

宇宙でリンゴの皮むきをして見せましたが、じつは途中で、画像が切れてしまった。ところが地上では総理が見たいというので、もう1 回やってほしいという。もうリンゴはありません。20分後に映像を送らなければいけない。仕事の合間に集中して考えたことを実験して、他の二人の宇宙飛行士にチェックしてもらい、メキシコのトルティアというパンをハサミで切って見せました。もう、時間とのたたかいの連続なのです。しかもカメラに向かったらニコッとしなければいけない(笑)。

われわれは、何気なく「宇宙開発」などということばを使いがちですが、不動産屋さんが土地を扱うようで、好きではありません。宇宙というのは、そんなに狭いものではなく、もっと可能性のあるところです。

まぁ、なんと人間らしい(笑)。


(春告魚の旅)
いや、まさか「春告魚」が「にしん」と読むとは……


もちろんこっちも読みました。
google:毛利衛 日記
で、
なんだか久しぶりですが、


毛利衛氏は少なくともgoogleに引っかかる形では日記を書いていないようです。
まぁ、そうじゃないかと思っていました(もしかして、これをあと1回書くのか?)。