むしろ、自分の心の問題というやつで

(黄色い小鳥との会話)
私:いやぁ、昨日は手ひどい敗北を喫してしまったよ。
黄色い小鳥:昨日、君はベットで寝たかね?
私:?? そりゃ寝たけど。それが何か。
黄色い小鳥:手ひどい敗北を喫した場合、人間はその日眠れるものなのかな?
私:あ、いや、でも次の日仕事もあったし……
黄色い小鳥:まぁ、君の「手ひどい敗北」なんてその程度のもんだよ。
私:……
黄色い小鳥:まぁ、人間は気楽だよね。敗北した時食われるからね、鳥の場合は。
私:……
黄色い小鳥:第一、昨日の君の日記はただ人の書いた文章に合いの手を入れているだけで、ほとんど正味は無かったんじゃないかな? それを横に置いて、「負けた負けた」だなんて書いた相手にも失礼な話じゃないかね?
私:……君の言うことはもっともだよ。 あ、それで話は変わるんだけど、今朝の電車の中で稲妻のように思いついたんだ。
黄色い小鳥:稲妻のようにね。
私:昨日の<bl>タグって、ブルーの「bl」なんじゃないかと思ったんだよ。「はてなダイアリー」って青いし。
黄色い小鳥:ブラックの「bl」じゃダメなの。
私:……
黄色い小鳥:小鳥程度に反駁される意見しか無いのかな、私の飼い主には。
私:……
黄色い小鳥:まぁ、稲妻だけに一瞬で消える程度の意見というわけだね。
私:……なまいき(ぼそり)
黄色い小鳥:何か言ったかね?
私:小鳥のくせに生意気だ!
黄色い小鳥:やれやれ、これだから人間ってやつは(仕方なさそうに首を振る)。
私:大きくなったら、毛ぇむしって、焼き鳥にして、食べずに捨ててやるからなぁ!
黄色い小鳥:その時は、タレにはつけず塩にしておいてくれたまえ(くるりと後ろを向く)。
私:きー、悔しい! おぼえてろーーー
黄色い小鳥:(後ろ向きのまま)それは無理だな。なぜなら私は黄色い小鳥。
(その場で羽をパタパタとやりだす)
黄色い小鳥:三歩あるけばすぐ忘れる!
 そう言って、小鳥は力強く空へと飛び立つ。私はそれを呆然と見上げながら思った。
私:って、飛んでんじゃん!