なんだか忙しがっていて、なにかと手を抜きがち。何も言われなくても、後ろめたいのは自分の心。最近では、「大脱出」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」「アメリカン・ハッスル」と観継いでいました。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と「アメリカン・ハッスル」に関しては、何か書きたいような気がしていたのですが、タイミングを外してしまった感じ。二つともとても良かったです。私の観る限りでは、水準を遥かに越えた映画だったと思います。
ところで、本日の映画は「スノーピアサー」は渋谷シネパレス。監督はボン・ジュノ。あぁ、「殺人の追憶」の人ねー、とは思ったものの未見です。ストーリーはwikipediaにあったものが、簡潔にして要を極めているので引き映しさせてもらいます。
2031年地球温暖化を食い止めるべく散布された化学薬品によって、全ての陸地が雪と氷に覆われてしまった世界。わずかに生き残った人類は、永久機関によって動き続ける列車「スノーピアサー」の中で暮らしていた。だがそこでは、先頭車両に住む富裕層が全てを支配し、後部車両に住む貧困層は奴隷同然の扱いを受けていた。
そんな中、貧困層に生まれた男、カーティスは自分達を苦しめる理不尽な支配に立ち向かうべく、仲間と共に反乱を企てる。』 エンディングのスタッフロールを観ながら、「荒いけど、面白い」と書こうか「面白いけど、荒い」と書こうかと迷っていました。この監督には、うまく説明できないのですが独特の感覚があって、そこが良い。
ただ、どうも全体的に「荒い」と感じさせるところがあって、観ているとそこがどうも引っかかってしまって集中できない。特にエンディングは「マジでこれで終わるつもりなのか」と思わず笑ってしまう感じでした。だから映画としては魅力的なのに、どうもそれに集中できないまま終わってしまいました。
「ハリウッド的」な「見事に調整済み」というところから外れている、と書けば事足りるのかな? 好き、か、嫌い、かで言えば「もちろん好き」なんですが。色々意欲的な作品であると感じたので、「面白いけど、荒い」と書いて次回作を楽しみにすることにしましょうか。