息を吐く

久しぶりに、友遠方より来たるで、新宿まで足をのばしたわけです。
仕事は午前中だけでうっちゃって、カラオケ行ったり、昼飯食べたり、お茶を飲んだりしました。


ほんとにただそれをやっただけで、取り立てて書くこともないんだけれども。
お茶を飲んだ店は、イートインのスペースが二階にあって、窓際に座らせてもらったので外が見える。
その下をバスが通ると、
「バスの上側って見ることってないよね」「下側はもっとないけどね」
とか、
ウルトラマンのデコレーションバスが通れば、
「なに、最近のウルトラマンウルトラマン同士が戦ってるわけ? 仮面ライダーみたいに」
「いや、それよりあのウルトラマンがサンタクロースに見えて仕方がない」
みたいな、くだらないことを話していたのでした。


その中で、一番良かったことは、なんといえばうまく説明できるのだろう、
「あぁー、こういう時はあんまり面白くなくていいんだな」
と思えたことでした。
「次なにやろうか」とか「もっと上手いこと言わなきゃ」とか、そういうことに切羽つまる必要がないというか。
別に少し退屈で良くて、なんか少し思いついたらたまに「ははは」とか笑って、時間が来て解散。みたいな。
大学時代の同輩相手の気安さ、なんだろうか。
なんだか久しぶりに、とても上手に息が抜けた気がして、また会いたいなと思ったわけです。
なんか、犬みたいだ。