世界樹の迷宮

ドラクエモンスターズジョーカーが、ようやくストーリークリアーとなりました。
いや、スクエニRPG、おもしろいですね。たっぷり50時間、楽しませてもらいまりした。
PS2が世の中のメインプラットフォームになってからは、「スクエニにおもしろいゲームが作れるわけがないか」というくらいまで、私のかのメーカーに対する信頼は失墜しました。私は、ドラクエ8にすらうまく乗れなかったので(テンポの悪さと、3Dなのにランダムエンカウントというバカバカしさに耐え切れなかった)、正直見限っていました。
しかしDSになってFF3、そして今回のDQMJととてもおもしろかったです。
特に、DQMJの手触りの良さはとても「あのスクエニ」の製品とは思えないものですね。


ドラクエモンスターズは、ドラクエ本編からのスピンアウト作品で、モンスターの配合と育成を主眼に置いたゲームです。
育成と聞くと、ちょっとポケモンを彷彿させますけど、当たらずとも遠からずですか。
しかしこのゲームの最大のキモは、「アークデーモンとシャドーを配合すると、ギガンテスができる」というような、「ドラクエ的文法」を自分の手で試せるということですね。実際にうろうろしているモモンジャやおおめだまをスカウトして(シンボルエンカウント)、そいつらを鍛えてから配合し、そこで出来た次のモンスターを鍛えて、そして配合…… 最初のスライムやドラキーが、やがてキラーマシーンシルバーデビルに繋がっていく。配合の楽しさというのは、ダビスタあたりを遊んだ人には良く分かると思うのですが、このゲームにもその魅力がたっぷりと存在しています。
ファミコン時代から続いている、鳥山明デザインのモンスターも本当に魅力的で(くしざしツインズ以外)、ロトシリーズの洗礼を受けたものとしては、ちょっとシラフではいられないくらい強く感情をゆさぶられます。
その辺、案外おっさん向けのゲームなのかもしれないと、やりながら思っていました。


ポケモンが餡子だとすると、ポテトチップスという感じでしょうか。
サクサク食べられるわりに、あとをひく作りが素晴らしい手際です。
朝起きた瞬間、やっているゲームのことを考えたのは久しぶりでした。




で、この文章のタイトルは「世界樹の迷宮」なのがなぜかといえば、
ドラクエモンスターズは、昨日の夜大急ぎでエンディングを観たのです。
このゲームのために。
というわけで、次にプレイするのはこのタイトルとなります。
ディレクター自ら、「このゲームの魅力はウィザードリー」と言ったとされており、マッピングはなんと手動!(2画面ばんざい)
想像するだに「作業的なゲームだろうな」と思うのですが、「ウィザードリー」といえば私にとってはドラクエを超えるような巨大なキーワードなのです(活字で35ポイントくらいあります。ただし、1だけしかクリアーしてないですけど)。
まぁなんとか買えたので、今晩から遊びます。
なんかもうね、時間の無駄なわけなんですけどゲームなんて、そこがいいんですよね。まったく。