tanakadaishi2006-04-04

桜を見に行ってきました。
「花なら桜、という意見を、桜だけが花では無いという意見では、どうも論駁出来ない」
と言ったのは、だれだったでしょうか。
学生時代のおぼろげな記憶の中で、ゆらゆらとかぎろっているのですが。
うん…… 思い出せません。


今時は、お役所もなかなか気が効いていて、ライトアップなど趣向を凝らしてあったりします。
私が歩いていた公園では看板に、
「日本には古来から、桜を見ながら宴会をするお花見という習慣があります。本来ならば芝生は立入禁止ですが、今の時期に限りロープの中に入って結構です。ゴミの片付けなど、節度を守って公園を利用してくださいうんぬん」
という張り紙がしてありました。
いかにも、「しぶしぶながら認める」という雰囲気ではありますが、なんとなくユーモアを感じ無いではありません。
まぁ、「自分たちも利用者の方になることもあるわけだから」、という管理者側の現実というのもあるのかもしれませんね。
桜見ながら、お弁当くらい食べるだろうしね。


まぁ、三十分くらい公園を歩いただけなのですが、楽しかったです。
あれはキレイ。これはダメなどと、いっぱしな夜桜評論家気取りで、うろうろしました。
私が桜を見に行くとすれば、大体は千鳥が淵なのですが、あそこは本当に息を呑むほど美しい景色なこともあるのですが、散歩するには距離が短いという恨みがあります。
その点、公園ならば車が入ってくることもないし、散歩する距離にはことかかなかったし、夜風もわずかに涼しく、大変気分が良かったです。
良いことがあれば、嫌なことなどたちどころに消えうせるわけですから、人間というのは現金なものだなと、少し笑いました。