ノスフェラスの戦い

→グイン・レムス・リンダ
→イシュトバーン・セムの三部族
→アムネリス・マルス伯爵・カル=モル・占術師ガユス・アストリアス他ゴーラ騎士団の皆様
「それは個人が、いかようにも偉大たりえ、また卑小たりえたさいごの時代だった。その意味ではそれは神話の世紀のさいごの一幕である。それをいろどった、聖王、梟雄、美姫、暴君、軍師たちは、列挙すれば数限りもない。パロ建国の聖王アルカンドロス、モンゴールの梟雄ヴラディスラフ、王位請求者ユロ、第一次黒竜戦役のもととなったヴラド大公、ケイロニアの大帝アキレウス、吸血皇帝コルラ・タルス、殉教者大ラドゥ、その子たるヴァラキア公小ラドゥ、ケイロニアにいったん破滅をもたらすにいたった<<売国妃>>シルウィア―そしてゴーラの僭王イシュトヴァーン、第三次パロ神聖王国の中興の祖となる聖王レムス。そして―ケイロニアを見捨てた、豹頭王グイン。」
三巻の始めの部分より。結構、景気よく展開をお知らせしてくれます。よほど構成に自信があるのか、ここに書かれているところにいたるまで、とにかく沢山書くつもりなのか、なんにせよ大盤振る舞い。
イシュトバーン、ゴーラの王様になんのか…… 何巻先のことなんでしょ?