「やぁ」と来て、「やぁ」と去る(その10)

で、6月第1週の「はてなダイアリー日記」となります。

6月1日
はてなの書籍送料について 13:45
キーワードモデレーションシステム、始動 13:57


6月2日
キーワードモデレーションシステム、投票インターフェース変更 14:26


6月3日
トラックバックの表示について 13:32
キーワード自動リンク用のスコア設定 13:39
■ キーワードの品詞属性の撤廃について 13:42
■ キーワードのスコア投票フォームの表示について 14:52

まだまだ続くのか、キーワードの話。
私は未だにキーワードというのを作ったことが無いのですが、別にそれはなにか引け目やこだわりがあるからではなく、別段そういう必要性が無かったというのが理由です。
自分がキーワードを作るとすれば、その理由は登録したキーワードが使われている日記を追跡するためになると思いますが、まぁキーワードから日記を追うという習慣が無いわけですね(そういう用途の時はgoogleを使うよね。あ、「ぐぐる」よね)。
もし作るとすれば、「キーワードを作ることをするために、キーワードを作る」ということになるんでしょう。曲がってんね。
というわけで、「キーワード」をいじったり、作ったりしたことの無い私が、これを行うとすればどうやるんだろう、やるべきなんだろうな、と思ったわけです。
この「キーワード」というのは、一体だれの「もの」なんだろうと、私なんかは思うわけです。
著作権は、「はてな」のものだったと、どこかに書いてあったような気がします(どうでもいいです)。
なんとなく、一番最初に作った人のものなんじゃないかなと思います(感じます)。
既得権っつーと、なんだか厳めしい感じがしますが、まぁそういう感じ。他人様が良かれと思って作ったものを、ガシガシと改変するのは少し気がひけます。となると、キーワードの作成者様に断りを入れて直すことになるわけですが、大抵の場合は知らない人に話しかけることになるわけですから、こちらも同様に気がひけます。
こういうことを言ってると、誰かが作ったキーワードというのはいじれなくなってしまうのですが、なるほどいじらなくていいような気がしてきました。私は早い者勝ちで結構だなぁ、とぼんやりと思います。でも、これじゃあ困ったこともありますよね。
はてなダイアリー日記」のコメント欄で上げられていた問題点の一つに、「キーワードに明確な誤りが記載されている」ということがありました。なるほど、私のような「まぁいいんじゃねぇの」という態度では、公然と間違いがさらされているということになりますし、その「キーワード」を愛している人にとっては心穏やかでは無いでしょう。「その単語が使われている日記を追いかける」という用途ならば、影響皆無ですが、辞書を見るつもりでキーワードを見た場合、間違いが載っているとそれが読んだ人にうつってしまいます。私のようなプログラム用語が出てくるたびにキーワードを見る人間が、こういう穴に落ちてしまうと大変です。鵜呑み、丸呑みですから。それに、誤りが連鎖しかねません。これは困った。
やっぱり、「キーワード」というのは誰かがチェックして、誤りがあるとすれば心ある人が勇気を持って直さないといけません。
でも、そういうことになれば、なんらかの軋轢は避けられないよねぇ。(やはり「良かれと思って」という部分にポイントがありそうです)


世に出てからチェックするからトラブルになりがちなような気がします。
チェックしてから世に出すという具合にはならないんでしょうか。
「キーワード」を作成したら、自分以外の人に確認後サインしてもらって「採用」みたいな方法にすれば、少なくとも二人の人間が「良かれ」と思っている……
ダメかな、迂遠だもんね。パッと作ってサッとおいしいのが「はてなダイアリー」なわけですから、手続きを煩雑にするのは良くない。
あぁそうか。これに数層倍するあれやこれやがあって後、グレーゾーンとして「キーワードモデレーションシステム」というのが出来たんだねぇ。やっぱり、「はてな」を運営してる人って、もの分かってんなぁ(こっちが頭悪いだけですが、相対的な問題としてね)。