空を見上げて(その6)

いろいろ面白がっている間、瞬く間に本質を見失っていることに気が付きました。
私がやりたいのは、「宇宙飛行士小ネタ博覧会」ではなく、「宇宙飛行士の日記」を読むということなのです(くどいですが)。
と、いうわけで、本当はやりたくなかったのですが最後の手段を。


想像はおつきかもしれませんが、帰納法を使います。
現在、JAXAに登録されている宇宙飛行士は8名。
毛利衛向井千秋若田光一土井隆雄野口聡一古川聡星出彰彦山崎直子(旧姓角野)。(敬称略)
これに秋山豊寛氏を付け加えた9名。これだけです。
この人たちが書いて無いとすれば、ネット上で公表されている「宇宙飛行士の日記」は無いと証明出来ます。(帰納法ですから)
本当かよ、という疑問はもっともですがここはそういうことで一つ(帰納法ですから)。


まず、検索する人物を選びましょう。
毛利衛氏、向井千秋氏、秋山豊寛氏あたりは有名過ぎてうんざりするほど検索結果が返ってきてしまいそうで嫌な感じです。
若田光一氏と土井隆雄氏は宇宙に行ったことがあったと記憶しているので、こちらも危険な臭いがするので後まわし。
ということで、まずおしまいの3人から調べて行きましょう。
なんだか、「宇宙飛行士小ネタ博覧会」を通り越して「オラが町・英雄列伝」になりそうな気がしてやる前から気が重いのですが、手段のためには目的を選んではいられません(ん?)。


google:星出彰彦
古川氏と順番を入れ替えているのは、こうした方が話が面白くなるという「編集」ではなく、ただ「星」っていう字が入ってるからというだけの話です(宇宙だけにね)。


(星出彰彦 宇宙飛行士)

・小さいころはテレビっ子
星出宇宙飛行士は、1968年、東京都世田谷区で生まれました。小さいころはテレビっ子で、「銀河鉄道999 」、 「宇宙戦艦ヤマト」、「スタートレック」などを見て宇宙にあこがれていました。 高校のころ日本人宇宙飛行士募集(ぼしゅう)の計画があることを新聞記事で知り、そのときに宇宙飛行士という職業にあこがれるようになったそうです。

トレッキー?(なのか?)

・いくどもの断念にもめげず
星出宇宙飛行士が大学4年生のとき、宇宙飛行士の募集がありました。宇宙飛行士の試験を受けるためには、3年以上社会で働いた経験が必要でしたが、 星出宇宙飛行士は、応募(おうぼ)できないか宇宙開発事業団(現在の宇宙航空研究開発機構)に相談にいったそうです。 結局、この回は応募を断念しなければなりませんでした。大学を卒業した星出宇宙飛行士は宇宙開発事業団に就職(しゅうしょく)し、仕事をしながら宇宙飛行士の試験に挑戦(ちょうせん)しますが、このときも選ばれませんでした。

例によって、なんだか楽しくなってきてしまいました。
なんとなく文章がやらかいのは、これが「宇宙ステーションキッズ」というページの一部だからでしょう。
アニメ好きという設定があまりにもベタベタで、悔しいですがなんだか笑えてきます。
その上、「大学時代に相談に行って、断られた」なんていうエピソードを見て、果たしてこの人が嫌いになれる人がいるでしょうか。
そりゃ断るよな。(「オレ、超やる気あります」と中学生に願書出されても、大学は入学させるわけにはいかないってことだよな)
きっと、「募集要項に書いてある通りです」とか、冷たくされたんだろうな、星出さん。
宇宙飛行士になった時、親戚の人から「そういえば彰彦ちゃんは小さいころから宇宙が好きだったからねぇ」なんて言われてそう。
「漫画ばっかり見てるんじゃありません!」「母さん、漫画じゃねーよ! アニメだよ!」とか。


(がんばる卒業生 〜6回生 星出彰彦)
こっちは、つまんねーインタビューのまとめ記事。
こっちでは、「テレビっ子」だとは告白してません。やはり、「設定」でしょうか。


あ、これはちょっといい話です。

さいころアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を見て、大きくなったら宇宙で仕事をしたい、とあこがれていたという宇宙飛行士の星出彰彦さん。会場に「ヤマト」のテーマソングが流れる中、さっそうと登場した。ジェット機の訓練で使う青色のフライトスーツ。すごく優しくて、かっこよく話してくれた。

熊本日日新聞の「子供特派員」が書いたとされる記事の一部。
アニメ好きは、公式設定となっている模様。よかった(何がだ)


その他、慶応大学理工学部ラグビー部のOB(50期)らしいとか、「星出彰彦宇宙飛行士は、アポロ8号が帰還した日に生まれたそうです」とかそういうことが書いてあります。1号ならともかく8号と言われてもなぁ。それなら、オレだって広島の北別府と阪神の真弓と同じ誕生日だし。アポロが帰還した日に生まれた人は、クラスに一人くらいはいそうです。打ち上げた日もいれれば、二人は堅そう。


で、宇宙飛行士という仕事をしてると、色んなところに講演で行かされるようです。(子供がらみが特に多い)
独立行政法人に勤めてると公務員? きっと半分は公務員だろうから、講演料とかもらえないよね。
買って出た苦労とはいえ、少し気の毒。


で、本日の大当たり。
(茄子田家の親子でスタディ!)
番組自体の作りとか、設定とかはもうあれでなんですが、映像的な面白さは抜群です。
「Real player」が必要だそうですが、色々適当にやってたら見られました。まぁ、別に無理して見るもんでも無いですが。
しかし、こういう痛い小芝居無しでは番組を作れないのだろうか。子供なめんなよ。


ページをめくっている間にすっかり忘れてましたが、星出彰彦氏は少なくともgoogleに引っかかる形では日記を書いていないようです。
まぁ、そうじゃないかと思っていました(もしかして、これをあと8回書くのか?)。
それに、今日中に9人とも当たり終わる予定だったんだがな……
誰に怒られるわけでもないので、とりあえず今日はこんなところでいっか。