はてなダイアリーに花束を

Pain

昨日の日記は、時間がとてもタイトだったため「はてなアンテナ」の日記を登録するところまで行きませんでした(私の「スケジュールがタイト」というのは、お酒を召して寝てしまったという意味です)。
今日も結構タイトなのですが、まだやれるのでがんばります。


おそらく、誰も聞いていないということは承知なのですが、私が「はてなアンテナ」に日記を登録する際にある種の基準をもうけることにします。下記がそれにあたります。

  1. blogのテキストとして極めて優良なもの
  2. 「私が考えるネット日記」の極めて典型的なバリエーション
  3. 見た瞬間に、それがユニークだと分かるもの
  4. 私が足を向けて眠れない方角にいる方

ちなみに1にあたるものは、私が今まで見た日記にあたるものとしては「はてなダイアリー日記」が、まずそれに該当しています(そのものですからね)。インパクトとしては、どこかの国の皇太子が「はてなダイアリー」に日記を書いていたり、つい数分前に人を殺した人間がそれを文才豊かに表現したらこれにあたるというくらいでしょうか。サン=テグジュペリならともかく、凡百の「私は有名」という人の日記ならば別段その人の書いたものを読みたいと思わないということです(私見ですが、「有名な人」はいくらでもいます)。私が1の項目に当てはまるものとして見たい日記というのは、むしろ無名から現れて、モニターを真っ二つにするほどの力のある日記です。(ありえないでしょうか? いえいえ、どう思うかは自分次第)。あくまで「私にとっての」インパクトなので、別に書いている人がお姫様でなければ1には該当しないということではありません。ありえません。
そして、この中で最も重要度が高いものは4にあたる日記です。これは、「はてなダイアリー」のサーバーにある全てのテキストが吹き飛んだとしても変わることはありません(表現が不穏当ですが)。サン=テクスの日記よりも、この項目に当てはまる日記の方が、私にとっては大事です(あくまでテクスは「他人」です)。このリストは、数字が大きくなるに従って、私の内側の重要度が高くなっています。(「はてなダイアリー日記」は1と4に含まれています)。才能あふれる方が、その実力をいかんなく発揮し、とてつもないことを実現している日記よりも、4に該当する方の日記の方が、私にとって愛おしいということです。
つまりこれは、私の「はてなアンテナ」に登録されている方が、「なんで自分のアンテナを登録しているんだ!」と怒鳴り込んできた時の言い訳ということになります。このアンテナにある日記は、私にとってなんらかの影響を与えた日記ということで納得して欲しいと思っています。だからもし、自分の日記が私のアンテナに入っていることを納得できない場合は、あなたの日記は「1」の項目にあてはまるということで納得していただきたい。あなたの日記には、誰かの世界を変える力があります。
そうでなければ、たまたま通りすがった際に、たまたま人助けをしたことがあったことを思い出してください。あなたは、今までそのことを忘れていたかもしれませんが、助けられた相手は、決してそのことを忘れてはいません。


かなり大上段で、振りかぶったものを降ろす場所に困っているところですが、これくらいの気合いで「はてなアンテナ」に登録しているということを主張したかっただけです(身も蓋もあったものではないです)。
ここまでこれを読んでいる段で、あなたがかなり変わった方(もしくは身内)であることは受け合いですから、例によって勘弁してください。
私が今までに読んだ日記というのは、せいぜい500くらいのものではないかと概算できます(なぜ出来るかは秘密です)。公式アナウンスを鵜呑みにすれば、あと42,500くらいの日記が「はてなダイアリー」の中にあるはずで、もしこの500の中に3つ優れた日記があるとすれば、あと255個くらいの優れた日記が私を待っているはずです。「愛おしい」日記を含めれば、その数は何倍にも及ぶはず。


見たくない? 見たいよね。私は見たいんだ。


どこぞの作家の言葉を引用させてもらえばこういうことになります。
「書くのと読むならば、読む方が楽しいに決まっています」
はい、あなたが一言言いたい気持ちも分かりますが、これも一面の真実ではないでしょうか。
少なくとも私は、書くよりも読む方が好きだな。
だから、「はてなアンテナ」を使います。好きな職業作家の新刊を待つより、はるかにしばしば好みのテキストを読むことができる。
切ないほど沢山の文章が、毎日更新されて読む人を待っている。
リンク先がプライベートモードの場合もありますが、まぁこれも愛嬌でしょう。むしろ、夢はふくらみます。


と、いうわけで、私のアンテナというのはそういう感じで出来ているわけです。
もちろん、「はてなダイアリー」を隅から隅までなめたわけでは無いので、極めて不完全です(すでに言い訳も内包されています)。
もし、「この人の日記は素晴らしい。ついでに自分のも」と思っている人がいるならば、ぜひ教えてもらいたいです。
通りすがりの方でも、自薦・他薦にはこだわらずなんか一つ紹介していだけないものかと思っております。
出し惜しみせずに、ぜひ! コメント欄でも、内緒なら「メール」でも結構ですので。そこをなんとか。