『Googleを利用してはてなダイアリーを検索する』実験中

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(だめだこりゃ)
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永松愛子教授、飯牟禮俊紀教授、高橋美由紀教授、夏越伸一教授
NASAの宇宙服を作ってるところが作ったテンピュール枕
毛利衛向井千秋若田光一土井隆雄野口聡一古川聡星出彰彦山崎直子(旧姓角野)。
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(はてなヘッダ色のサンプル)
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2004/8/11
野沢尚砦なき者」(講談社文庫)
なぜか読んでいる。私は興味のあるものにはすぐには飛びつかず、周りをぐるぐると回ってからこっそりと近づくタイプなので、「なぜか」というのは嘘だ。衝動的になにかをしたりもしないので、本当は興味があったんだ(と思う)。

死ななければ絶対に読んでいなかっただろうから、つくづく度し難い。でも、新刊で買うから許して。


・「眠れぬ夜を抱いて」(幻冬舎文庫
ドラマ化(キャスティング気になる)

  • そういや、「砦なき者」のキャスティング、小説と比較すると人数が足りなかったような。

海外で起こった銀行強盗事件と、現代の日本を結びつける大仰な仕掛け。
この作家の癖のようなもの。脚本家だから? 登場人物のポジショニングの良さ、と大仰であるがゆえのハリボテ感。
登場人物となりうるのは、「なにかをなそう」とする意志のある人のみ。それ以外は、書き割り。
主人公クラスの人間を「殺しがち」のような気がする。
積極的に破滅を望む傾向。なるほど、本人と重ね合わせたくなるが、要考。



・「破線のマリス」(講談社文庫)

女性の映像編集者が、自らの技術と信念の結果破滅へと向かう。
シナリオ作家出身であることをそのままぶつけているように見える。
「マス・メディア」対「世間」ではなく、マス・メディアの中にいる個人。
権力への反抗心と、個人の執念への愛着がごたまぜになってる人だよねぇ。
野沢尚の作品の中では、「仕事」と「家庭」のバランスが崩れている、というモチーフが多用されている。
平凡と評されることの多い作品だけど、自分の悪意が主人公の首を締め落とすというパターンは、実は案外珍しいんじゃないかと思った。(実例は挙がらないけど〜)


・「呼人」(講談社文庫)

  • 12歳で成長が止まった少年の、37歳までの人生を5章に分けて書く(ブラッドベリの中編に類書が?)。
  • 例によって、実際にあった事件を下敷きに、それを加工したエピソードを複数組み合わせた構成になっている。例を挙げれば、オーストラリアだかどっかのベアリング社の社員が、デリヴァティブ取引で莫大な負債を出した事件など。

アメリカの銃問題について、引っかかる部分があったようだったのだが思い出せない。「ボーリング・フォー・コロンバイン」だろうか。多分というより、絶対違うけど。
北朝鮮の地雷だらけの海岸でも引っかかるところがあったらいしのだが、どこだったのか思い出せない。



「深紅」講談社文庫)

「もし自分の大切な人が無惨な殺され方をしたら、その報いは法ではなく自分の手で受けさせてやる」と多くの人が一度くらいは考えたことがあるのではないか。別に、そういう話じゃないけどね。
この人は、ミステリを書く才能は無いと思う。ダイナミズムはあっても、緻密さに欠くし。だから、「吉川英治」みたいな大衆小説の権化みたいな人の名前を冠した賞をもらったのはとても良かったのではないか。でも、こういう人は死んじゃったら忘れられていっちゃうだろうな。
とりあげた題材が、この人の資質とバッチリ合っている。申し分なく傑作と思う。